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tayutauao

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3月25日、のうぜんかつら

働いているところの事務所には 「好きになれば何事も続けられる」という言葉がかかっている。 少し乱暴なその言葉に、ぱっと励まされることがある。 素直なものだ、と乾燥しきった肌を少し撫でる。 夢を追いかけることにしたら、生活にメリハリがつくように…

3月4日、voice

今日はとてもとても暖かくて、動き出す 桜色の服と薄いグレーのパーカーを羽織って、動き出す 髪はくるくると寝起きのままで、動き出す 明日乾く涙を拭わずに、動き出す 何にも考えずに、体だけになることは難しいこと? 宇宙的なスケールで、あたまを揺らす…

3月1日、17歳

いろんなところがいたくって うまくねむれないそんな夜 あの子のなだらかな肩が わたしの地平線だった頃 まるで幼いままの反逆精神で どこへも行けないと知りながら どこまでも歩いたあの日 だれかに愛されたくって それ以上にだれかを愛したかった 生きづら…

3月1日、僕らしさ君らしさ

とびきりの3月 ささやかな春の匂い だからというわけではないにせよ リビングに咲いてはったカーネーションを 何輪か摘んで部屋の流木に吊るした コットンフラワー 紫陽花 バラ かすみ草 ユーカリ ドライフラワーは好きだ 触るとぱらりぱらり 繊細な出で立ち…

2月28日、神様

朝には朝の 夜には夜の 何もできなかった 何者にもなれなかった 続けてきたことは ただ、書くこと 読んできたものは 時に友人のようにわたしを支え 時に聖母のように暖かく拾い上げ、救い上げ 時に悪魔のように孤独の淵へわたしを追いやった。 好きな本に、…

2月27日、口づけ

泣いていても眠っていても続く。 酔っ払ってフラフラゆらゆらと千鳥足でも 湯船に頭から潜ってボウルの中のアサリになっても きみと手をつないでこの世で1番いい気持ちがしても止められない。 死ぬまで脱ぐことができない。 100年たったらみんな死ぬ。 それ…

2月17日、蝶々結び

思えばきみは出会った時から、なつかしい人でした。 白い鳥たちが飛び立つその音を聞いた。 うんと寒い海にはまだお昼間だというのにまったく人気がなく 私はそこでただのひとりきりだった。 広い海を見ていると、そのことがもっともっと染み入ってくる。 い…

2月7日、あなたに電話しない夜

見慣れた帰り道 電車に揺られながら覗き込む夜。 今日はあまりきれいだとは思えなかった景色。 そういうものも、あるのだ。 何でもかんでも感動していられない日というものが、あるのだ。 雑多でとりとめのない限りのないグレーの生活が、 真面目な顔でうご…

1月28日、and others

「生活の隙間にかみさまはいる」

1月27日、sky

ベランダから世界をのぞむ

1月23日、YAMABIKO

わたしのとこ、風が強い あなたのとこ、風は吹いている? 冬、そういってしまったら、おしまいでしょう 雪、そう書いてしまったら、かなわない あなたに出会った季節のこと 束ねておく必要は、どこにもない ’書くこと’は罠だ 書く時間はとてつもなく、つらく…

1月18日、夏の恋人

こんにちは。 本日はお日柄もよろしく・・・なんてご機嫌に 始めてみるblogもありかなあなんて思いながら きのう、おとといまでの寒さのやわらぎに うっとりとしている今日の午後です。 昨晩はめずらしく恋人よりも遅くに眠りにつきました。 朝方まで熱く友…

1月12日、strobolights

AM 7:05 冬の朝は気持ちが晴れたり曇ったりする。 それはなにもかもを放り出した窓にかかった カーテンを引くときにやってくる感情の潮のこと。 まるでわたしたちの人生のような緩やかな波。 * AM 9:34 お正月も終わり、また味気ない日々が舞い戻ってきまし…

1月12日、everything

色付きのシャーレ 太古のひかりはとけあふれてしまった 最高深度の空をわすれてしまった? 冬。きみのこめかみ。集めかけの未来。 目の前のきみが、たたずむわたしのたんじゅんな感動だった。 (きみが手指の先を伸ばしたら、 思いもかけず触れそうになった…

1月1日、賀正

新年あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします

12 月31日、なんでもないや

2016年にも年の暮れがやってきました。 わたしにとってこの1年は比較的穏やかに過ごせたのではないかと思います。 何より年末感がないことでそう思うのでしょうか。 暮れたり、明けたり、と思うけれど本当はただただ巡っているだけで この冬を越えたらきっと…

12月30日、メロディーフラッグ

「酔っ払うと記憶、なくしちゃうんだよね」 君がそっと笑う。 だから私が残してあげると言った。 君は爪弾き、歌う。裏声がきれい。 酔った息でたまにあくびをしながら君が歌う。 君がダメダメでもいいよ、私がしっかりしてあげる だなんて言えなくて、ただ…

12月18日、still in there

あたりまえに失われる毎日を どうにかこうにかして引き止めたいと 書いたり、撮ったりすることは ちゃんちゃらおかしくて とても愛おしいことだと思う。

11月26日、because

one pain one hope too far so close we laugh we cry we live we glow * まだ辺りはまっくらな明け方、4時50分。 クマのようにのそのそと起きだしたわたしはそうっと家の扉を開ける。 何かを吸収するような朝の冷えつきは吐いた息を白くすることがない。 …

11月10日、want you back

今日仕事であなたがいた街に行ったよ あなたが入れてくれたココアを思い出した 心地のよかった時間を思い出した 世の中の人間は生活にみんな不満を持っているんだと最近感じるんだけど あの時の俺には何もなかったなと思った いい時間があったことを幸せにも…

10月21日、にじいろ

こんにちは 金木犀の匂いがあまりにもやわらかくて ベッドから出るのが億劫なわたしです。 本当はただただ眠いだけです。 夜明け前、窓の輪郭がおぼろげに浮かび上がってくるその瞬間の青に胸がひんやりとする。 何億ともつけられない青でした。 夢を見まし…

10月9日、P.S

花に触れた指先がくすぐったい 部屋を渡って行く風があまりにも躊躇なくて 私はなんだか苔むしたようなそんな気持ちになる 名付けられた世界にあまり興味がない あなたのここが好きです、とか伝えるのが下手くそなタイプ 興味があるのはその間にあるもので …

10月2日、幻

こんばんは 挨拶をするって好きだな あなたにセイ・ハロー 鈴虫がうるさいほどにもういいよってほどに 鳴いてた夜が明けてみたら朝がきている。 なんとかって花がこの季節のことを告げている。 「前髪が伸びたら会いに行くね」と約束をした 本当は前髪なんて…

9月28日、愛してる.com

わたしね、日曜日の夜は 何だか切ないものだって みんなそう思ってるって思ってた。

9月22日、僕の宇宙

幾つかのことを思い出してみる、順不同に ー両手の指から溢れるほどの桜の花弁 ーいい匂いのする香水のつけたての手首の内側 ーわたしじゃ物足りないといった男の子 ー窓際の虫をプツリと殺したつまらなかった英語の授業 ー終わりの感覚 生きることとは過去…

9月15日、フィラメント

季節のはなしから始めようにも 今は春ではないし夏ではないし冬ではないし 秋なのだけれどそうとも言い切れない。 この中途半端な季節にもきっと名前が付いていて でもそんなこと知らずともスキップして生きていける 私たちはとてもかわいい。 今日も煙草は…

9月7日、1983

「60階っていう高さを想像したことがある?」 それが一体地上から何メートルの高さがあるかなんてわからないけれど それは虹のふもとが見渡せる高さです それは高速道路で起きた事故が見渡せる高さです それは歩いている人間が米粒みたいに見える高さです 人…

9月4日、モメント

8月が去って9月がやってきました ”9月は誰も思い出さない”と歌ったのは誰だったか。 晩夏。 みなさん夏の疲れがたまってはいないでしょうか。 世界は今日も眩しかったでしょうか。 ここは(ここはというのは病院ですが) 中庭がうつくしい。 洗濯物がゆるゆ…

8月19日、もうすぐ夜があける

今日も暑くなりそう。 最近は「書を捨てよ、町へ出よ」な毎日です。 灼熱にこの身をさらして流れてくる汗をぬぐう日々です。 夏は苦手なはずなのに大切な季節だなと思います。 誰もが思い出す季節、だからでしょうか。 わたしが夏生まれだから、でしょうか。…

8月16日、antique

やさしく書くこと 外来語を避けること 目に見えるように表現すること 短く書くこと 余韻を残すこと 大事なことは繰り返すこと 頭でなく心に訴えること 説得しないこと 自己満足しないこと 一人のために書くこと 「暮らしの手帖」花森安治の『実用文十訓』は …

8月3日、クライベイビー

7月、なんやかんやと風も日差しもまだやわらかに感じた。 うずもれたひらがなをひとつひとつ拾うようにして 青く伸び続ける草の間を歩いていたら 強烈に照りつける太陽の光、吹けば熱風の8月がやってきていました。 1日に5年を脱ぎ捨てているような気持ちで…

7月17日、夜

写真というのは結果だけど。 ファインダーをのぞいて あなたを見るということは あなたから目を離さないということなのだと思う。 あなたを見ていたいということ。 あなたの生をたしかめることなのだと思う。 あなたの生きることを、死ぬことを、 わたしが預…

7月11日、Clear My Head With You

「ラブソングと犬とたばこがすきです。それより好きなのは別れを告げられた人です」 そんなふうに言ったきみがなんだか勇者にみえる。 すきな小説や音楽のこと、自分にとってうれしかったことやかなしかったことを あなたに教えようとするのはこわくないのに…

7月7日、海と花束

「僕たちはいつも叶わないものから順番に愛してしまう」 豆電球のついた低い天井 外はうだるような暑さでコンクリートがゆらゆら揺れて 買ったばかりの水は汗をかきながらぬるくなっていく そんな真っ暗な部屋の中で叶わないものばかり数えてしまう。 一緒に…

6月28日、peace

「今日の私、平和の象徴」 そういって男の子はえへへと笑っていた。 誰も死ななければいいのにとわたしたちは祈った。 こんにちは 窓をあけているとひんやりと冷たい空気が部屋に流れ込んで だれかの大丈夫、大丈夫という世にもやさしい声が聴こえてきます。…

6月16日、平和

おひさしぶりです 気がついたら初夏の匂いもしてきましたが 色とりどりの傘が歩道橋を渡っていくのがみえて わたしたちには梅雨という季節があることを思い出しました。 流れ弾のような雨のもとをぴしゃぴしゃと音を立てて歩くと わたしたちは水の惑星に生き…

5月23日、あの子のバラード

「寄り添って生きていく」ということを考える

5月10日、東京

しとしと、と雨が降っていた今日。 16時頃まで寝たり起きたりを繰り返した今日。 枕元にはツルがひらきっぱなしのめがね 照明のリモコン とうに充電の終わった携帯電話 飲みかけの水のはいったペットボトル きのうは髪を乾かさずに寝たから 髪には変な癖がつ…

4月28日、ありふれた言葉

あなたは写真の似合う人です。 ただ、とても気になることに 不幸せな愛も似合う人なんです。 そう言われたことがあります。 わたしの恋人だった人は、女の人と一緒に死にました。 冬の朝は1ミリのずれもなくやってきました。 何層にもなった薄い紺碧をぺりぺ…

4月21日、猫とアレルギー

きみのひとみに…って言って乾杯した ちょっと恥ずかしかったけれど きみが笑ってくれた ゆるまった風の温度とか 花の香りがとけだした空気とか 午後3時過ぎの陽の当たり方とか そんなものがわたしを心地よくさせる ふと夢から覚める春の午後 「話せなくても…

4月12日、どこへも行かないよ

ふわり、ふわり、と散った桜の上を歩くと ほんのすこしの申し訳なさで なんだかここは桃源郷のような気がします すこしやわらかになった地面の上を歩くと ほんのすこしのやさしさで なんだかここはいいところのような気がします。 シニャックの絵の中でしか…

3月30日、明日を落としても

1人で煙草を吸うときは大体悲しいとき。 どうしたらいいのかわからなくて吸うことになる。 やわらかいつむじ風が耳の上のまあるくなった部分をこそばゆくする。 まだすこし寒い春の日。 茶、ゴールド、茶、茶、ゴールド 左手指のツメの色。 ほんとうは寂し…

3月26日、くちなしの丘

自由になりたい自由になりたいとしきりにあなたがいうので それがどのようなものか気になっている。匂いとか。さわった感じとか。 そして少し考えてみてから、わたしもそうなりたいのかもしれないと思った。 道の白線の上だけあるくこと 階段を1段飛ばしに…

3月21日、枷

枷' by 桑原優佑 | Free Listening on SoundCloud 暗くなってきた夕暮れにはあっと吐く白い息に気づかない 夜を迎える繊細が、なつかしい夕暮れを思い出させる こくこくとしずみゆく こんこんとのぼりくる わけられない光が満ち足りてそれはおそらく心の中に…

2月28日、omniscape

omniscape by 桑原優佑 | Free Listening on SoundCloud 名付けることだけに意味があるようで 世界がそのように組み立てられたものだとして うつくしいものはどこで見つけてくるのですか ここだけが宇宙の真ん中のようで たむけられた花束が本当は、それであ…

2月28日、灯

灯' by 桑原優佑 | Free Listening on SoundCloud あるく、あるく、あるく ここにはまだなにもない あいしているとささやくには ここにはまだあいがたりない きれいなものをみると ふとなみだがこぼれてしまうよに うつくしいものは ほとんどこの世のもので…

2月28日、川

川' by 桑原優佑 | Free Listening on SoundCloud 取り戻せないもの やりきれないこと そういった話をする前に あなたと今ここにいることを その意味を、そのやさしさを、その強度を、その寂しさを わたしは感じようと思うのです。 ぐずぐずとうずくまってい…

2月24日、alarm

裸でベランダに立つことはできないけれど こころは裸になることができる それを自由と呼ぶことができるのならば わたしは自由だ。 とぼけた顔をすること 利口にはなすこと シロツメクサで花冠を上手にあむこと 伝わりやすい歌詞をかくこと 白線の上だけをあ…

2月23日、melody

言いたいこともないのに キーボードを叩いてしまう そういえばいつもそうだった 冷えて打つのが鈍くなる手指の2月 思い出すということはあったということの2月 「きみにこころをほめられたい」そんな2月 人を傷つけるのがこわく、心底こわかった2月 悲し…

2月22日、今度までには

身のまわりにフランスが溢れていた。 ねぎさんとつくったマルセイユ石けん 芝居のセリフは「モンマルトルの丘で・・・」 好きなあの子の傘の柄 イガラシさんと観に行った展覧会のシニャックの絵 レヴィ=ストロースの書き付けた港のこと シニャックの絵のモ…