tayutauao

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2月17日、波よせて

AM7:03 昨日の夜、職場のおばちゃんがくれたケーキと 淹れたてのコーヒーを飲んでたのが真夜中の2時だった。 苺のロールケーキとモンブランを半分こずつ食べて、 ぬくい部屋でうとうとと夢とのあわいを行き来するきみを 心底いとおしく思いながら、わたしも…

2月11日、moonwalk

いまは確か ゆめは淡い きみは儚い あいしているよ どうかいつまでも生きて わたしをいまとゆめのあわいに連れて行って

2月6日、北斎の雪景色

しんしんと舞い落ちてくる雪の景色を、夢で見た。 るりちゃんの手紙に、 たくさんの雪が降っていたからかもしれない 恋人の見せてくれた北斎の絵の中で、 虎が悠々と闊歩していた景色も雪だった。 でも、そういえば眠る前に写真を見た。 わたしの夢の景色は…

2月5日、F**K YOU

葉を揺するのが風だと知ったときから 花が向かっていくのが陽の光だと気付いたときから 誰も何も一人きりでは生きていないとわかった 上りかけの階段の途中でわたしに世界を教えてくれたのは 他の何でもない世界だった わたしの恋人は手を握って話を聴いてく…

1月31日、ねぼう

東京では雪が降ったりとかしてるみたいですけれど 奈良は寒いだけでよく晴れているなあ。 冬のどんよりさがもう、残り少ないように感じるこの頃です。 思い出の話をしようと思うけれど、 これを読んでいる人は、思い出の話、 もう飽きてしまっているのかもし…

1月27日、ファンタジア

世間をさぼって生きてきた。報いはもちろん、ある。ことばの要らぬ焦燥もある。ようやく重い腰を上げて動かそうとした体や頭はこんなにもか、と思うほどにうまくいかなくていやになってしまう。 バラバラの言葉が降ってくる。それらを束ねるときの点と点をつ…

1月26日、蛍

1月19日、傷つける

最近、書くことは朝起きてからするようにしている。 エアコンを入れっぱなしで寝てしまうことがたまにあって、喉が痛む。 そしたらわたしはまだ青い朝の空気を換気のためにそろりと開けた窓から それを肺に吸い込め、溜め込み、全身に巡らせたそのあとに吐く…

1月19日、My Life

My life, it don't count for nothing. When I look at this world, I feel so small. My life, it's only a season: A passing September that no one will recall. But I gave joy to my mother. And I made my lover smile. And I can give comfort to my…

1月18日、手と手

永遠なんてないよ、と君が空を見上げながらニッコリというものだから そうかもねって頷きながら、わたし、永遠に会えない人のことを想ってた 永遠は永遠だよ、それって泣きそうになるほどのさいわいよ

1月14日、This Love

ただ好きで一緒に居られる時間は尊い 望むものもない 期待することも 失望することもない わたしね、きみがただ在るということが好きで きっときみもそうなんだよね、わかるよって言うよ 少しだけ大袈裟にぶつかりあった 私たちの人生を心から大切に思う

1月10日、a girl runs

初めて朝帰りをした日のことをもう思い出せないけれど 大人になったいま、呑んでベロベロになった千鳥足で 家に帰るときのようやく来た電車に揺られている時の 光のまぶしさに笑顔になってしまうような 携帯で写真を撮ってしまうような そういう風に運ばれる…

1月3日、少女に戻れない

あけましておめでとうございます。 2018年もよろしくお願いします。 さて、文月悠光さんという好きな詩人がいます。 まさしく同年代で、同じように詩やエッセイを書いていはる。 年始に読んだ彼女の詩がとてもよく、そのことをtwitterに書いたら 結果的にリ…

12月29日、同じ手

「泣いてもいいよ、笑わないから」 さっきぐっさりと刺さった一言のせいで わたし、きみの話を聴いているようで 聴いていなかったかもしれなかった。 取り戻せないもの、って言葉がそれだった。 失うのがこわくって こわくって こわくって 取り戻せないって…

12月29日、若者のすべて

たとえば私たちが「若者」ではなくなった時に それでも若者のすべてという歌があったことが 私たちをいつも、いつまでも若者に帰してくれるだろう あの家に帰らなきゃなあと思わせてくれる曲の始まりや 「胸に響く」という言葉の通りの高鳴る感じ 運命 最後…

12月24日、あるゆえ

わたしにはきみのはねた髪で十分です。 ( 真剣な疑問や誰にもわからない本当のこと。 あるいはきみがよく知ってること。 きみだけの無音の時間も、 やさしくされたいきみのあつい頬も、 ほんとうに生きてる瞬く間も、 そうでない平凡な5秒前も。 ) きれいだ…

12月24日、Listen In The Time

傘をさしても 濡れてしまうような 雨の降る夜もあったね 鉛を溶かしたような低い空と 夕方オレンジのネーブルが ぐちゃっとしたあの空に ねえ、かみさまはいたのかな 明けないんじゃないのと おもった夜は いくつもあったのだが 今のところ 明けない夜は こ…

12月23日、死がふたりをわかつまで

「生きることや死ぬことにそんなにこだわるのが僕にはわからないな」 窓からのぞく空が白い それは干しっぱなしのシーツや 洗濯用のハンガーと同じような色をしていて 青が群がっていた日のことなんて忘れてしまいそうだ これは書いてしまうと本当になってし…

12月22日、Pinky

何をしたら幸せになれるのか あいかわらずわからなかったから ばらの花がぶっきらぼうに突っ込まれた花瓶の水を替えた 今は明け方なのだけど まだ太陽は昇らなさそうだ 冬だからかな。冬だからだろうな。 ぼんやりと過ごす4時半の部屋に 友達の寝息が電話越…

11月4日、For Sure

夢の旅を続けていたら ふと死んでいることに気づくことがある。 コポコポコポコポと砂が湧く海の底で漂っていたら どこにも帰れなくなっていた。 日々を残すために始めたはずのblogを3ヶ月放ったらかして どこにいたのでしょうと思ったけれど、 blogに「な…

8月11日、世界でいちばん美しい村

大きなものに触れているようで 懐かしく身近なものに触れていた 悲しみに触れているようで さいわいに触れていた とてもフラットな気持ちで観たのに このなんとも言えない気持ちはどこから来るんだろう 「とにかく感じて欲しい」と言われていた数時間。 深刻…

8月4日、ROLLIE

目を閉じると全てが青くなる。 夏の薄明の濃い青は、 いつかの異国で見た空の色。 「どうしても泳げなかった海の青に4時間を足した色」をしている。 窓からぞうっとするような、海が忍び込んでくる。 空気にふんだんに含まれた水が肺にたっぷりと入り込んで…

8月1日、RE-雨

つまずいてしまいそうな日々の中で手を取ってくれる人の存在をおもう。

7月28日、窓をあけて話をしよう

にわか雨のあと おっきな背中に 顔をうずめて これでもか、と おおきく息をすう うすまったソーダのにおい 宇宙のにおいと勘違いするような。 宇宙はどんなところだろう 上とか下とかあるんかな? 酸素がないってどんなんだ? もぐれたりするのかな? あたた…

7月28日、september

通院している病院の待合室で 「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読みながら、 わたしも恋を、思い出をこころに温める。 懐かしい痛み。愛しい記憶。 そういえば今日、昔の恋人はフジロックに行っている。 いつか行こうね、と言っていたのは遥か昔。 …

7月25日、カブトムシ

こんばんは。 今年も驚くほど、暑い。 ジャックピアソンの撮ったスイカの写真がどうにもエロくって わざと音を立てて、手指から水滴を滴らせて、それをむさぼるように食べてみる。 あと1ヶ月したらまたひとつ歳をとる。 「死」という名の「生の完成」が近づ…

7月13日、夜に失くす

夜が来るのがこわいという感覚は久しぶりだった それはきっとこれからやってくる季節があまりにも生々しいから。 立ちのぼってくる土の匂いとか、風に揺れる草の匂いがふんだんに混じった 湿度のこもった、さながら水みたいな空気が柔らかくわたしの喉を刺す…

7月7日、さよならミッドナイト

「どうして人は思いを伝えるんだろう」 「どうして人は思いを伝えないんだろう」 日付が変わって今日は七夕らしいけれど 織姫も彦星も毎年雲の中で会う約束をしている わたしはホッと笑みを浮かべる 恋人たちが会うのは夜の帳の中がいいし ましてや年に1度…

6月16日、ラストデイ

わたしの目の前にきみがいる。 きみは、あたりまえじゃんって笑うかもしれないけど 目の前にいるきみは、目の前にしかいない。 きみの存在のすぐ隣には、きみの不在が横たわる。 世界を見渡してみる。 どうしたって、いつだって、 「きみがいること」と「き…

6月15日、魔法の料理

きみの願いはちゃんと叶うよ たのしみにしておくといい これから出会う宝物は 宝物のままで古びていく パパのひざの温度は もう忘れてしまったね、 あたたかかったこと もちろん覚えてる ママを見上げて 頭を洗ってもらった 目に入った泡の痛さも 忘れてしま…