おどろいた。 持ち上がるようにして夜はやってくるんだ。 太陽が沈んだらその赤やオレンジに灼かれた空気がうんと濃く落ち沈んで、 爽やかに水色だった上澄みはそれよりも鈍く、まるで砂時計の砂みたく下層の紺に飲み込まれてく。 空と雲の水平線は変わらず…
起きたら7:00前。 スーツケースの上に乗せた足。 左に傾けて座ったままの体。 マスクと帽子、ipodから流れる音楽が何時になっても眠らない空港のロビーを遮断していた。 わたしはかなりぐっすり眠れたらしい。 深谷くんとおじさんは眠れなかったらしい。 女…
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