「わたしは風だ」 そんなふうに思っていた。 「去り際のタイミングを掴み損ね」たまま なつかしい場所でいつまでも揺れているだけの。 あたらしい夢を見ることに憧れたままの。 青の時代に手をつないだ人たちの温度を魔法瓶にいれたっきりの。 何かが変わっ…
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