8月12日、I dance alone
真夜中に星のよく見える高原へ。
流星群。
三脚立てて、空に向けた。
口をあんぐり開けて上向いて、流れたら息をのんだ。
星とか海が、すき。
ほんとうの孤独を知らないから星には手を伸ばしても届かない。
ぜんぶひとくちに飲み込んでく海。あるいは大きなあくびをつづけている。
交わるところが1番暗い、分け隔ての瞬間が真っ直ぐ走る水平線。
じいっとそこに佇んでいたい、できるならいつまでも。
そこで今吹いた風をすべて束ねて風船にくくりつけて飛ばしたい。
クレープもパフェも全部食べられなくてごめんなさい。あまいもの、本当はたくさんは食べられない。
やさしくされたいきみの頬が、染まるよりもっと熱かったから口吻たい我儘でずっと朽ち果てそう。
いつも小指の先分だけ足りない、もどかしい
あいしたらあいしたらあいしたらあいされる
だからあいしてもあいしてもあいしてもたりない
すいへいせん すいへいせん すいへいせん
シャッターを押すからだを不自然に感じることがあるけれど
あ、って思う一瞬のどうしたって言葉にならない切ない感じとか
考えるよりも体が動いちゃうような奥に隠し持ってる激しさとか
ふるえて願う気持ちがあまりにも本当だから
そんな瞬間が人生になるだけたくさんあればいいなって思うんだ。
犬のような嗅覚でわたしだけの本当をかき集める。
忘れてしまうのがさみしいだけ。
傲慢や身勝手をみとめて、自分の背中を押すようなことなのかもしれない。
(現像したけど、未露光だと思われたみたい。写真は真冬のオリオン座。)