8月22日、ある日のひまわり
彼女は幼馴染。マンションが同じ。
109号室のわたしと409号室の彼女の家は間取りも同じ。
小学校も中学校も高校も、塾も、部活も登下校も一緒だった。
ひとりでどうしようもない時に電話したら、なぜか一緒に泣いている。
気付いたらもうかなり長い間、一緒にいる。
このあいだの旅行でわたしが撮った写真はたくさんあったのだけど
「気に入ってるの」って言ってくれた写真は、わたしも好きなやつだった。
えへへへ、と4階にいる彼女がにこにこしてるとこを想像する。
風のつよい海辺で、いつの間にか長くなった私たちの髪はべとべとだったね。
あの日はいった温泉のお湯はとても熱かったね。