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tayutauao

text / photo

12月3日、tell me why

 

Tell me lies later, come and see me

I'll be around for a while.

I am lonely but you can free me

All in the way that you smile

Tell me why, tell me why

 

Is it hard to make arrangements with yourself,

When your old enough to repay but young enough to sell?

 

 

 

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よくわからない。

―え?―

微妙にだけど確かに変わってきている。

―なにが?―

それ自体の質感なのか手触りなのかわからない。

―知らないうちに?―

遠のいてるのか、それとも近づいてるのか測れない。

―知ったところでどうなるの?―

胸を掻きむしりたくなって思わず夜中に部屋を抜けて

―夢のなかで乱暴な人たちは全員わらってた―

振り切るみたいに追っつかれないようにほとんど走っていた。

―ずっと見てたの泣けやしないから―

明るい町の方ではなかった。

―たくさんの目を見たよ―

真っ暗な山の方に向かって、走る。

―この中にほんとうにわるい人はいるのかしらって―

ハイキングコースになっているようなちょっとした山だって近付けば闇が深い。

―わからなかった―

何度目かの息が切れて、ピタと立ち止まる。

 

 

静寂。

 

 

ヒューヒューと石炭で走る昔の列車みたいな音だけが妙に耳につくのにそれすらも吸い込まれてく。

―すべてが子どもの目の素直さと残酷さと善良さを持っている―

前に進むのも、背を向けて来た道を戻るのも、どちらもこわい。

―しかし白は傲慢だ―

あと数時間もすればやってくる朝のことなんて、とてもじゃないけど信じられない。

―信じることもできなかった―

さむい。向かい風。ポケットの中に貝殻がいる。さむい。さむいな。

―すべてが画面の向こうの誰かの悲劇を消費するイヤラシイ目に見えた―

いま世界には誰もいない。

―けれど疑ってはいなかった―

いまは世界にわたしだけ。

 

おおきく息をしたわたし、羽を震わすセミみたいだ。

貝殻の冷たさが分かるほどに手も指もあたたかく湿って

今こんなに生きているのに

それを確かめてくれる愛する人がわたしにはいない

こわいけどそれよりも気持ちがいい寂しさを感じてる。

人間が生まれたときから持ってた分だけのほぐせないやわらかな寂しさ。

今のままこの闇にそうっと溶けてしまえればいいのに。

風が鳴るのと同時に、それと同じ速さで

今すぐ翻ってあかりのつく部屋に急いで帰らなきゃって思ってる。

ここはわたしが来るべき場所でもないし、いるべき場所でもない!

 

 

 

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「ついた嘘なら後で聞くから、僕に会いにおいでよ」

 

 

わたしだけのneil youngがいるなら

ひとりぼっちの部屋になんか戻らずに

この足で駆けて会いに行きたい。

after the gold rush を繰り返し聴いていたら恋をしちゃった。