2月24日、ごめんね
今日も誰かが「この世界は素晴らしい」って歌ってる。
救いがあるとすれば、それはみんないつかは死んでしまうことだ。
今日会うあなたにセイ・ハロー
今日愛したあなたにセイ・グッドバイ
だからあなたはびゅーてぃふる。
自分のやりたいこととか、その仕事の本質とか、
それがこれからどんな風になってくのかとか。
飛び込む前にじっくり考えることができる時間を持てること自体、
とても有難いことだと思う。
ずいぶん日差しが強くなってきていても、
どれだけ水がキラキラと気持ちの良い夏色でも
海開きの日の海の水はいつも冷たかった。
そんなことを知らなかったときは、とても驚いたものだけど
今は知っているから上着だってしっかり持っていく。
冬の海は寒くても、日差しがあれば乾いたサラサラの砂は熱を溜め込んでる。
知らずに裸足になったときには、感動したけれど
今は知ってるからその温かさを信じている。
知ることで用意周到になり、行動や仕草にバリエーションが増えたけれど
知る前の夏がきたワクワクした気持ちは はかれないほど素晴らしいものだったし、
飛び込んだら飛び込む前にはどうしたって戻れないことを知っているから、
もう戻ってこなくなる過去が、今あるうちからもう恋しい。
知ってしまうことを知っているから、知らない今が愛おしい。