8月16日、Image Word
みなさん、お久しぶりです。こんばんは。
毎日毎日、外にでるだけでたらーっと汗の流れる季節です。夏です。
わたしはというと、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』的な日々を過ごしています。
スイカばかりじゅるじゅるとかじり、ジャック・ピアソンの写真集をめくり
高校野球をたらたらと観て、好きな男に会い、抱かれ、
寝苦しい夜をものともせずに泥のようにくったりと眠ります。
それでももう、ここにいては、ここというのはわたしたちの住む地球のことですが
そのここにいれば、秋のことを予感してしまいます。
風が涼しくなって土がすこうしだけ乾いて誰も思い出そうとしないあの季節のこと。
夏が目に見えて確実に終わっていくのに、想像という風に乗って秋はやってきます。
そう、想像の風が秋を運ぶのです。
「写真はイメージだ」
彼はそのようにいい放ちました。
わたしはそのことを一生懸命イメージしようとしましたが徒労に終わりました。
わたしは写真は真実でないにせよ、わたしにとっての真実であってほしいと思っています。
写したもののひとの真実の一欠片であってほしいと願います。
あるように思っていたら消えてゆくシャボン玉みたいな世界で
あなたの笑顔が泣き顔が怒った顔がつよさがよわさがやわらかさが鋭敏さがにぶさが
わたしをさらりと救いさらってゆくのです。
このうつくしい世界をわたしこそが見ている。
彼の言ったことについてはもう少し考えてみたいと思います。
必要があればもう一度じっくりと聴いてみたいと思います。
想像の風は吹けども、まだ暑い夏は終わりませんね
これを夏の便りとして、わたしは少し眠ろうと思います。