tayutauao

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2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

12月29日、I am sorry

むかし、遠藤周作の『悲しみの歌』を読んだ。 ラスト3分の1くらいはお風呂の中でへろへろになりながら。 新宿を舞台に本当にたくさんの人が出てきたけれど 一貫して何かが晴れることのない どんよりとした鈍色の低く重たい空のような数百ページだった。 たか…

12月28日、Heaven

とおいとおい夕暮れだったから 本当のことはもう伝わらないのかもしれない ラララが好きだと言ったのは きみだった かんがえること うたうこと 精一杯の言葉よりも ふいに音となったラララが わたしを突き動かす I think about you I sing about you ふたつ…

12月27日、shame

洗面台と蛇口 たばこの吸殻 深爪 囲われた中で溶け混じってゆくもの 折れた傘 トイレットペーパー 身から咲く花 かけられたハンガー ひかりの輪と欠けた靴 わたしにひかりは見えていたのか ボーダーラインはどこだったのか 世界をゆるく動かす大きな文脈 そ…

12月23日、Gift

「笑っていいところで、泣いてもいいんだよ」

12月9日、アンビリバーズ

ひときわ大きく見える飛行機を目に焼き付けて ずいぶんと眠たいガタガタ揺れる午後1時の車の中 満天の空を見上げながら赤く続く点々を目の端に追い越しながら たまには歩いて帰ることが思いの外きもちいい今日の夜 「踊ろうよ」と言われたことはないけれど …

12月7日、フローライト

好きな映画に出てくる人たち 何かあるとshitとかfuckとかいう人たち そういう人たちを好きだと思うのに そういう人たちのようには なれない/ならない どうしてだろう?

12月6日、in gold

口にしたいことがあるようなないような そもそもいまのわたしに 言葉を発する口などないのかもしれず そんなことに、あまやかさを覚える。 それでもたまには文章をかかねばならないですね わたしは言葉がすきなのです。 さいきんは身体で生きている感覚がつ…

12月5日、閃光少女

写真のような人にであった。 記憶力の乏しいわたしに 「忘れても何度でも話すよ」といってくれる人。 写真をとるときに、覚えていたいって強い気持ちと同じくらい、 これで安心して忘れられるっていうゆるやかな諦めみたいな気持ちがある 写真に残しておけば…

12月1日、R.I.P

AM 2:46 うちの子でいてくれてありがとう