tayutauao

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2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月29日、傷つける

最近はJack Piersonの写真集ばかり見ている

11月28日、レモンキャンディー

この時期、夕方5時手前くらいになるともう日が落ちて、空が暗い。 学校帰りの家までの道で、いつも絶対に顔をあげて歩く道がある。 暗くなってからだと、星がよく見えるのだけど、天気のいい日はほとんど毎日、 星座の間を縫うようにして、流れ星みたいに飛…

11月28日、swallowtail batterfly

彼らは故郷の国に住みながら、移民のように暮らしている。 彼らは市民としての義務をすべて果たし、外国人としての重荷をすべて耐えている。 彼らにとって外国はすべて故郷であり、故郷はすべて外国なのである。 『ディオグネトスへの手紙』より

11月21日、nostalgia

部屋の中でコーンフレークを ジャクジャクに踏みつぶして 自分だけの海岸線をつくる夢をみた。 こんなに素敵な夢を見たのは久しぶりだった。 決意というとなんだか照れくさいけれど 髪をばっさり切って腹に括ったことがある。 今は強気。明日はわからない。 …

11月15日、goodbye happiness

恋人といると冬が春になるように寄る辺なさが和らぐようで いつかのいつも通りの何も起こらなかった授業で名前を呼ばれたような自然さで わたしはここにいいてもいいのだと許されているような気持ちがします。 そして、いつも、わたしたちは知ってます。 世…

11月14日、染まるよ

ゆるやかに死んでいく中で いま、ピークを知りたい

11月10日、春

冬眠するなら こんな暖かな日に コソッとねぐらに 潜り込みたいと 思うような日だった。 もうとっくにかわいた風 肌を出していれば焼かれそうな日差し 今日だって、きみは元気かしらと わたしだけは考えていました。

11月2日、stay gold

感じようとする力が目減りしてゆくのがわかるというのは耐え難い。 季節の変わり目にするいい匂いの風のことを。 恋人の首筋の匂いをスンと鼻で吸い込むときに彼とわたしがほんの少しだけ同じ成分で構成されていることに気付くことを。 衣替えのときにふれた…

11月2日、夏のせい

指先の、産毛の、唇の、まつげの先の1mm外側は わたしの及ばないところなのだ、といつも思う。 あきらめているのではない。怖がってるのでも。 及ばない世界が思いのほか広いんだということ。 なんだかいつも苦しいことばかり思い出してしまう人生だね。 足…

11月1日、あおぞら

煙草なんて吸うことないだろうなと思っていたのに さいきん気が付いたら煙草を右手の人差し指と中指の間に挟んで ぷかぷかすーはーと煙をふかしています。 この部屋は書物をするにはすこしだけ騒がしいです。 湯気曇るお風呂の換気扇がまわる音 立体駐車場を…