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2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月27日、you and I

日々は生まれ変わりはしない。眼差しとか感度がやわらかいだけ。移ろうだけ。 キラキラに見えない日はわたしの気持ちひとつのせいで、 せかいは変わらずにうつくしい。 すきな人たちはハッとするほどやさしい。 誰にだって思いがけずやさしい夜がおとずれる。

8月26日、sonnet

ずっと欲しかった写真集を偶然見つけて、買った。もちろん、誕生日を口実にして。 10ページくらいのちいさな写真集だけれど 透きとおり過ぎて底まではかれない水たまりのようです。 大事なこと。カラダはここにおいたまま、どこまで行けるか。 もっと大事な…

8月25日、the new song

あたらしい日には飛べなくても羽ばたくのが良い。 よぎる よぎる すぎる わらう わらう わらえ たかくなる音 絶え間のないオノマトペ うすい肌を透かしても ピントの合わないねむたい世界が どれほど奇蹟かだなんて、はかれない きのうのわたしは、きのう死…

8月23日、サマーヌード

だれかのものになりたい夜があったりもするのです。

写真展『たとえばぼくら、なんて呼ぼうか。』について

8月3日にはじまった写真展『たとえばぼくら、なんて呼ぼうか。―大阪―』ですが はやいもので、会期は来週いっぱいの31日までとなります。 わたし自身の予定が不安定で、 在廊予定をお知らせすることができないままだったので 申し訳なさで唸ってしまいそうな…

8月22日、ある日のひまわり

彼女は幼馴染。マンションが同じ。 109号室のわたしと409号室の彼女の家は間取りも同じ。 小学校も中学校も高校も、塾も、部活も登下校も一緒だった。 ひとりでどうしようもない時に電話したら、なぜか一緒に泣いている。 気付いたらもうかなり長い間、一緒…

8月19日、夜が明けたら

現像待ちしてる間、鴨川の土手でボーッとしていた。暑かった。 太陽が暴力的で目がヒリヒリする時間帯が過ぎていって、それからはずーっと空だけ見てた。 今日の空の色を絵の具ではつくれないことを思ったらこころ穏やかになる。 今日の奥行きも密度も音楽も…

8月18日、言葉はさんかく こころは四角

明るい話しよう 暗くならないうちに この恋が冷めてしまわないうちに

8月16日、still

ギャラリー行くまでの電車の中で眩暈。 途中で降りて結局、帰らせてもらった。 とうもろこし食べたい。 ことしは6月に食べたのがはじめてだった。 いっしょにいたあの子は雨が降ってたのになぜか傘をもっていなかった。 わたしはワッフル生地の星模様のTシャ…

8月12日、I dance alone

真夜中に星のよく見える高原へ。 流星群。 三脚立てて、空に向けた。 口をあんぐり開けて上向いて、流れたら息をのんだ。 星とか海が、すき。 ほんとうの孤独を知らないから星には手を伸ばしても届かない。 ぜんぶひとくちに飲み込んでく海。あるいは大きな…

8月11日、向こう岸が見る夢

小学生のころはプールに通っていた。 水が好きだったから。 いつまでも水の中にいたかったから。 プールの底にあつまる光がきれいだったから。 自分にできることよりも できないことばかり考えてしまう夜中。 2時間前に浴びたシャワーをまた、浴びた。 はや…

8月10日、空をなくす

今年はじめてみかけたセミは死んでいた。 2度目も、そうだった。 3、4、5、6度目に見たとき、ぐしゃっと潰れたセミ爆弾。 セミは生きてても死んでいても、ツヤツヤと油を纏い、カラカラに渇いている。 7度目に見たセミは、死んでるように見えた。 自転車置き…

8月8日、君の街まで

「奈良で震度7の地震」 誤報だったけれど、奈良の空はまるで世界の終わり。 ぞっとするほどのオレンヂとピンクと灰色でした。