2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
日々は生まれ変わりはしない。眼差しとか感度がやわらかいだけ。移ろうだけ。 キラキラに見えない日はわたしの気持ちひとつのせいで、 せかいは変わらずにうつくしい。 すきな人たちはハッとするほどやさしい。 誰にだって思いがけずやさしい夜がおとずれる。
ずっと欲しかった写真集を偶然見つけて、買った。もちろん、誕生日を口実にして。 10ページくらいのちいさな写真集だけれど 透きとおり過ぎて底まではかれない水たまりのようです。 大事なこと。カラダはここにおいたまま、どこまで行けるか。 もっと大事な…
あたらしい日には飛べなくても羽ばたくのが良い。 よぎる よぎる すぎる わらう わらう わらえ たかくなる音 絶え間のないオノマトペ うすい肌を透かしても ピントの合わないねむたい世界が どれほど奇蹟かだなんて、はかれない きのうのわたしは、きのう死…
だれかのものになりたい夜があったりもするのです。
8月3日にはじまった写真展『たとえばぼくら、なんて呼ぼうか。―大阪―』ですが はやいもので、会期は来週いっぱいの31日までとなります。 わたし自身の予定が不安定で、 在廊予定をお知らせすることができないままだったので 申し訳なさで唸ってしまいそうな…
彼女は幼馴染。マンションが同じ。 109号室のわたしと409号室の彼女の家は間取りも同じ。 小学校も中学校も高校も、塾も、部活も登下校も一緒だった。 ひとりでどうしようもない時に電話したら、なぜか一緒に泣いている。 気付いたらもうかなり長い間、一緒…
現像待ちしてる間、鴨川の土手でボーッとしていた。暑かった。 太陽が暴力的で目がヒリヒリする時間帯が過ぎていって、それからはずーっと空だけ見てた。 今日の空の色を絵の具ではつくれないことを思ったらこころ穏やかになる。 今日の奥行きも密度も音楽も…
明るい話しよう 暗くならないうちに この恋が冷めてしまわないうちに
ギャラリー行くまでの電車の中で眩暈。 途中で降りて結局、帰らせてもらった。 とうもろこし食べたい。 ことしは6月に食べたのがはじめてだった。 いっしょにいたあの子は雨が降ってたのになぜか傘をもっていなかった。 わたしはワッフル生地の星模様のTシャ…
真夜中に星のよく見える高原へ。 流星群。 三脚立てて、空に向けた。 口をあんぐり開けて上向いて、流れたら息をのんだ。 星とか海が、すき。 ほんとうの孤独を知らないから星には手を伸ばしても届かない。 ぜんぶひとくちに飲み込んでく海。あるいは大きな…
小学生のころはプールに通っていた。 水が好きだったから。 いつまでも水の中にいたかったから。 プールの底にあつまる光がきれいだったから。 自分にできることよりも できないことばかり考えてしまう夜中。 2時間前に浴びたシャワーをまた、浴びた。 はや…
今年はじめてみかけたセミは死んでいた。 2度目も、そうだった。 3、4、5、6度目に見たとき、ぐしゃっと潰れたセミ爆弾。 セミは生きてても死んでいても、ツヤツヤと油を纏い、カラカラに渇いている。 7度目に見たセミは、死んでるように見えた。 自転車置き…
「奈良で震度7の地震」 誤報だったけれど、奈良の空はまるで世界の終わり。 ぞっとするほどのオレンヂとピンクと灰色でした。