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2013-01-01から1年間の記事一覧

9月12日、I'll

そこで生きるために、息づくために 自分で自分をあやめること。 けれど自分をころすことは、かならずしも死ぬことじゃない。

9月10日、dilemma

稽古終わりに公園でブランコに乗って ちょっとだけバレーボールをした。 いろいろな感触が降りかかってきて 地続きの今日なんだ、って思った。 予想もしなかった標識が見えてくる。 自転車に乗ったまま田んぼに落ちる瞬間や 道の真ん中でカエルが轢かれる瞬…

9月4日、ぼくらが旅に出る理由

芝居がどんなものか。 なにが起こるのか、あるいは起こらないのか。 得るとか崩すとかまた積むとか。 分からないから飛び込んでみたかったのだし、子どもみたいにそこにいたい。 世界に積極的じゃないわたしと、現実よりも本当の世界。 境目がろうそく溶ける…

9月1日、季節

この時間に乗る国際会館行きの普通電車はすきだな。 一列に1人か2人しか座ってなくて 見える景色も平らかな田んぼで、照明ついてなくて、 まちが出てくるころには少し高いとこに電車があるから見下ろせて。 どこから雨がやってくるのか分かって。 それが全然…

8月27日、you and I

日々は生まれ変わりはしない。眼差しとか感度がやわらかいだけ。移ろうだけ。 キラキラに見えない日はわたしの気持ちひとつのせいで、 せかいは変わらずにうつくしい。 すきな人たちはハッとするほどやさしい。 誰にだって思いがけずやさしい夜がおとずれる。

8月26日、sonnet

ずっと欲しかった写真集を偶然見つけて、買った。もちろん、誕生日を口実にして。 10ページくらいのちいさな写真集だけれど 透きとおり過ぎて底まではかれない水たまりのようです。 大事なこと。カラダはここにおいたまま、どこまで行けるか。 もっと大事な…

8月25日、the new song

あたらしい日には飛べなくても羽ばたくのが良い。 よぎる よぎる すぎる わらう わらう わらえ たかくなる音 絶え間のないオノマトペ うすい肌を透かしても ピントの合わないねむたい世界が どれほど奇蹟かだなんて、はかれない きのうのわたしは、きのう死…

8月23日、サマーヌード

だれかのものになりたい夜があったりもするのです。

写真展『たとえばぼくら、なんて呼ぼうか。』について

8月3日にはじまった写真展『たとえばぼくら、なんて呼ぼうか。―大阪―』ですが はやいもので、会期は来週いっぱいの31日までとなります。 わたし自身の予定が不安定で、 在廊予定をお知らせすることができないままだったので 申し訳なさで唸ってしまいそうな…

8月22日、ある日のひまわり

彼女は幼馴染。マンションが同じ。 109号室のわたしと409号室の彼女の家は間取りも同じ。 小学校も中学校も高校も、塾も、部活も登下校も一緒だった。 ひとりでどうしようもない時に電話したら、なぜか一緒に泣いている。 気付いたらもうかなり長い間、一緒…

8月19日、夜が明けたら

現像待ちしてる間、鴨川の土手でボーッとしていた。暑かった。 太陽が暴力的で目がヒリヒリする時間帯が過ぎていって、それからはずーっと空だけ見てた。 今日の空の色を絵の具ではつくれないことを思ったらこころ穏やかになる。 今日の奥行きも密度も音楽も…

8月18日、言葉はさんかく こころは四角

明るい話しよう 暗くならないうちに この恋が冷めてしまわないうちに

8月16日、still

ギャラリー行くまでの電車の中で眩暈。 途中で降りて結局、帰らせてもらった。 とうもろこし食べたい。 ことしは6月に食べたのがはじめてだった。 いっしょにいたあの子は雨が降ってたのになぜか傘をもっていなかった。 わたしはワッフル生地の星模様のTシャ…

8月12日、I dance alone

真夜中に星のよく見える高原へ。 流星群。 三脚立てて、空に向けた。 口をあんぐり開けて上向いて、流れたら息をのんだ。 星とか海が、すき。 ほんとうの孤独を知らないから星には手を伸ばしても届かない。 ぜんぶひとくちに飲み込んでく海。あるいは大きな…

8月11日、向こう岸が見る夢

小学生のころはプールに通っていた。 水が好きだったから。 いつまでも水の中にいたかったから。 プールの底にあつまる光がきれいだったから。 自分にできることよりも できないことばかり考えてしまう夜中。 2時間前に浴びたシャワーをまた、浴びた。 はや…

8月10日、空をなくす

今年はじめてみかけたセミは死んでいた。 2度目も、そうだった。 3、4、5、6度目に見たとき、ぐしゃっと潰れたセミ爆弾。 セミは生きてても死んでいても、ツヤツヤと油を纏い、カラカラに渇いている。 7度目に見たセミは、死んでるように見えた。 自転車置き…

8月8日、君の街まで

「奈良で震度7の地震」 誤報だったけれど、奈良の空はまるで世界の終わり。 ぞっとするほどのオレンヂとピンクと灰色でした。

写真展『たとえばぼくら、なんて呼ぼうか。』のお知らせ

星 座 を つ く る 約 束 を し た 。 ぼ く ら を 手 繰 り よ せ た そ の ひ か り を 止 ま っ た 時 間 と 動 い て る 時 間 が は っ き り と 見 え る か の よ う な そ の 瞬 間 を わ か る じ ゃ な く て わ か ら な い 、 と い っ た こ と…

7月12日、ワールズエンド・スーパーノヴァ

家に帰ってきてから、クーラーもつけずに少し、眠ってしまっていた。 高校生の頃に見た夢を、ひさしぶりに見た。 わたしはその最初の風景をみた時に 「あ、この感じ知ってる」と思った。 あまりにもきれいな夢だったから、わたしはそれをノートに残していて …

7月10日、DRIVE

"風の音がして自分が息をとめていたことに気付いた。" 今日はめずらしく、音楽を聴かずに学校から帰ってきたのだけど そういうフレーズが、頭に浮かんだ。 「なんだっけ、なんだっけ。」 そうそう、久しぶりに映画館で映画を見た時のことだ。 わたしは映画…

7月7日、she

高速道路を見下ろせる眺め良好な部屋は、いろんなものが抜けてかない部屋。 あーうーあああー、と唸ってしまう程には暑さも抜けない。 きつねも綿の抜けたぬいぐるみみたいにくたっとしてる。 今年になって初めて、クーラーをつけた。 きのうフィルターの掃…

6月20日、in steps

今日うれしかったことは、CD10枚を1300円で借りられたこと。 今日やっちゃったなーて思ったことは、 部屋の窓を開け放して出かけたから部屋の中がずくずくになってたこと。 きつねの冬毛はまだ抜けきらない。もうすぐ7月だ。 江國香織さんの『泳ぐのに、安全…

6月19日、波よせて

さっきまで読んでいた本を枕の横においた。 目で追うのと、脳みそに伝ってくるそのはやさがずれてきたから、もう眠いんだなって。 きつねにおやすみを言って、電気を消して、目を閉じたら雨音がたのしくて眠れない。 窓際に三角座りしてずーっと窓の外を見て…

6月18日、strobolights

たまには日記らしい日記を。 起きてからギターで遊んだ。 今日は1時間しか弾く時間がなかった。 バレーができないのでBm7は替え指で押さえている。 学校に行って、授業を受けて、図書館で本を読んで、 借りていた本の付箋を外して、その本を返して、 起きて…

6月17日、back born

「きみのからだは正しいけれど、背骨が曲がっている」と言われたことがある。

6月11日、RE: the story

物語が必要だ 両手で持っていられるだけの つまらなくて とびっきりにバカバカしい けれど、それはきっとゾウの目ほど優しいはず きっと、あなたの目ほど本当のはず そうして「生きる」と手を繋ぐ そうして「死ぬ」を抱きしめる (2013/04/25) ・・・・・・・…

6月8日、ランデヴー

妹を不思議だな、と思う。 自分だけで深く頷くために立ち向かってきた目には、宇宙の全部が詰まってる。 体を通り抜けてった未練のない光の軌跡をすべて記録したレコード盤みたいだなあとおもう。 次の瞬間には何か別の生き物のように見えてきて、 わたしは…

6月5日、夢の外へ

「まいにちたたかい」 2013/06/05 16:59 * 「まいにちあたたかい」とか 「まいにちたかいたかい」とかって 返事をくれる誰かがいたら 明るくもなく、暗くもなく ひとりごとをこぼしただけだったわたしは その誰かもそうだったみたいに 自分が何とたたかって…

6月4日、ベガ

信じるしかないっていうことは、 もうそれはきっと、信じることではない。

6月2日、slow dance

遠足から帰ってきてもうねむたいんだけど えんやこらーとレポートを書いていた。 頭回んないから、まだまだ終わらなーい。 気分転換に日記書いてる。 レポートも、卒業論文も、誰かに宛てる手紙も、感想文も、 この瞬間にこうやって書いてる日記でさえも、今…