6月19日、波よせて
さっきまで読んでいた本を枕の横においた。
目で追うのと、脳みそに伝ってくるそのはやさがずれてきたから、もう眠いんだなって。
きつねにおやすみを言って、電気を消して、目を閉じたら雨音がたのしくて眠れない。
窓際に三角座りしてずーっと窓の外を見ていた。
わたしの部屋の窓は切り取ることを恐れない。
この部屋の中で1番気に入ってる窓と、そこから見えるもの。
濡れたまんまの髪が冷たくてきもちがいい。
今は日記を書いている。
こないだ読んだ本に、クッションを使うことや、
身体に快適さを与えること自体が政治的な特権だったのよって書いてた。
そういえばでっかいベッドにクッションいっぱい置いてあったら
なんかゴージャスな感じするもんね、とか。
そういうしょうもないことばっか浮かぶ。
間違いなくクッション抱きかかえてるからだな。
本をたくさん読みたい季節だと思う。
今日さっそくブックオフに寄って、本を8冊も買って帰ってきてしまった。
はやく読みたいのは『ニシノユキヒコの恋と冒険』
ほどよく脳みそが疲れちゃってるときに読みたいから置いておく。
たぶん、炭酸のはいってる飲み物を飲みながら読むのがいい気がする。
川上弘美さんの小説に出てくる人たちの、なんだかつかみきれない感じが好き。
今日はギターさわれなかったけど、明日はさわる。
ちゃんと押さえられてなくてきれいに音がでないけど、練習する気になる。
指のざらざらがちょっとなくなって、ツルツルしたら好きな感触。
雨降りの音がちいさくなってきたら、すっかり眠くなってきた。
1人だけどおやすみなさいって声に出したら跳ね返って聞こえてきてたのしい。
おやすみなさいって言う時に、好きな人や会いたい人のこと考えながら言うともっとたのしい。
たのしいことがいちばんいいね。
そんな気分。
おやすみなさい。