10月21日、にじいろ
こんにちは
金木犀の匂いがあまりにもやわらかくて
ベッドから出るのが億劫なわたしです。
本当はただただ眠いだけです。
夜明け前、窓の輪郭がおぼろげに浮かび上がってくるその瞬間の青に胸がひんやりとする。
何億ともつけられない青でした。
夢を見ました。
カメラを叩き割る夢。
写真なんて撮るなと罵られる夢。
わたしは家族との一件から
写真を撮ること
言葉を書くことがとてもこわくなってしまった。
考えることもやめていました。
今それを考えることはとても怖い。
わたしにとっての「平和」が、誰かを傷つけるのがとても怖い。
けれどそんなことを言っていられないのも確かです
今は今だ。
今しかない。
あなたにも。わたしにも。
許されるのならわたしはわたしの今を残しておきたい。
静かに物思いに耽る瞬間
夜中に歌を歌ったこと
不恰好な蝶になること
ありえた可能性について
そんなものが後悔に変わる前に。
ねえ、あなたがわたしの可能性だ。