10月19日、カンボジア5
08:00に待ち合わせ。
今日は車でベンメリアとコーケーに向かう。
コーケーまで車で2時間。
車に日が差して、左半身が熱を持つ。
それで日焼け止めを部屋に忘れてきたことに気付く。
車の快適さのせいか、疲れのせいか、わたしたちはすぐに寝てしまった。
コーケーは、大きな遺跡でした。
感想が小学生みたいだけれど、本当にそうだった。
入り口の方にはこれまで見てきたようなカンボジアの寺院建築があって、
それをくぐって奥の方に行くと、大きいピラミッド建築がある。
その建物は、とにかくシンプルで大きい。
今は柵がしてあるけれど、少し前までは登れたみたいだ。
ごはんはベンメリアの近くのレストランでいただいた。
わたしは酢豚をもう少し甘くしたような炒めものとパイナップルシェイクを頼んだ。
トンレサップ湖でワンナが頼んでいたやつがおいしかったから、それにしたのだ。
そして、カンボジアでの遺跡巡りのラストを飾るのはベンメリア。
わたしは行くまで知らなかったんだけど、ラピュタのモデルになった遺跡だそうです。
今まで行った遺跡の中では最も激しく崩壊が進んでいる。
苔だらけで、日の当たらないところは湿ってひんやりしている。
苔の生えているところはツルツルと滑って足場が悪いし、水場も多い。
崩れた石の1つ1つは大きくて、登ったり降りたりも容易ではないから、
遺跡内には足場が作られていて、それを伝っていくことで簡単に遺跡を見て回れる。
けれどわたしたちは『地球の歩き方』に書いてあった「探検気分」を味わうために
コースを外れてまわることにした。
自分たちだけではとても回れなかったであろう道無き道を、ガイドさんの力を借りながら進む。
これでもかってくらいのアップダウンに、ガイドさんの何度も手を借りた。
後ろを歩いてくれた深谷くんには運動音痴がばれる。
それから宿に戻って、オールドマーケットへ。
この旅で2回目のマッサージ。
今回はヘッドマッサージもしてもらって、ふにゃふにゃにほぐれた。
隣に寝転んでる深谷くんはまたもや、バシバシと手厚いマッサージを受けていた。
おみやげを買ったけれど、わたしは値切るのがすごいへたくそ。
深谷くんは値切るのが上手。わたしだってハンモックが欲しい。
それからマップが連れて行ってくれたゲストハウスの真ん前にある鍋屋さんに向かう。
3人で、一緒にカンボジア鍋を食べる。
野菜とお肉となぞの乾物と麺をごっちゃり入れる。
甘辛いタレをつけていただく。おいしかった。本当においしかった。
カンボジア料理はハズレないな。
マップがビールをグラスに注いでくれた。ビールに氷いれるのだけは許せないと思った。
テレビから流れてるカンボジアのポップソングがどう捉えても歌謡曲にしか聞こえない。
「ポップ」ってポピュラーということだから、それでもいいのか?うん?と変な納得の仕方をした。
そういえば、部屋にテレビがあったのに1度もつけなかった。
寝るには早すぎる時間だったので、しりとりをする。
やるからには本気をだしてくれる深谷くんですが、忘れっぽいんだなってことがわかった。
自分で言ってたやん!って何回かツッコんだけれど、たのしかった。わたしが勝った。
最後の夜ということもあって眠るのがなんだかもったいない。
ぐずぐずと話をして、夜も更けてきた頃に眠った。
あしたは昼過ぎの飛行機で昆明へ。それから北京に飛ぶ。
中国で一夜を過ごして、明後日の夜には帰国。
もうすぐ旅が終わる。