3月4日、voice
今日はとてもとても暖かくて、動き出す
桜色の服と薄いグレーのパーカーを羽織って、動き出す
髪はくるくると寝起きのままで、動き出す
明日乾く涙を拭わずに、動き出す
何にも考えずに、体だけになることは難しいこと?
宇宙的なスケールで、あたまを揺らすのは可能なこと?
メモのような生きてることそのもののような
このカキモノに名前をつけるなら何にしよう?
わたしには愛しかないから
だからきらめくものがある
それは時々、水面にうつった道のように揺らめく月明かりみたい
それは時々、体の中に蝶が舞うみたい
あなたの中にわたしはわたしを見つけるし
わたしの中にあなたはあなたを見つけるの
非日常がわたしを迎えにこないから
わたしが非日常になってきみを迎えに行こうと思うの
いいアイデアでしょう?