2017-01-01から1年間の記事一覧
とびきりの3月 ささやかな春の匂い だからというわけではないにせよ リビングに咲いてはったカーネーションを 何輪か摘んで部屋の流木に吊るした コットンフラワー 紫陽花 バラ かすみ草 ユーカリ ドライフラワーは好きだ 触るとぱらりぱらり 繊細な出で立ち…
朝には朝の 夜には夜の 何もできなかった 何者にもなれなかった 続けてきたことは ただ、書くこと 読んできたものは 時に友人のようにわたしを支え 時に聖母のように暖かく拾い上げ、救い上げ 時に悪魔のように孤独の淵へわたしを追いやった。 好きな本に、…
泣いていても眠っていても続く。 酔っ払ってフラフラゆらゆらと千鳥足でも 湯船に頭から潜ってボウルの中のアサリになっても きみと手をつないでこの世で1番いい気持ちがしても止められない。 死ぬまで脱ぐことができない。 100年たったらみんな死ぬ。 それ…
思えばきみは出会った時から、なつかしい人でした。 白い鳥たちが飛び立つその音を聞いた。 うんと寒い海にはまだお昼間だというのにまったく人気がなく 私はそこでただのひとりきりだった。 広い海を見ていると、そのことがもっともっと染み入ってくる。 い…
見慣れた帰り道 電車に揺られながら覗き込む夜。 今日はあまりきれいだとは思えなかった景色。 そういうものも、あるのだ。 何でもかんでも感動していられない日というものが、あるのだ。 雑多でとりとめのない限りのないグレーの生活が、 真面目な顔でうご…
「生活の隙間にかみさまはいる」
ベランダから世界をのぞむ
わたしのとこ、風が強い あなたのとこ、風は吹いている? 冬、そういってしまったら、おしまいでしょう 雪、そう書いてしまったら、かなわない あなたに出会った季節のこと 束ねておく必要は、どこにもない ’書くこと’は罠だ 書く時間はとてつもなく、つらく…
こんにちは。 本日はお日柄もよろしく・・・なんてご機嫌に 始めてみるblogもありかなあなんて思いながら きのう、おとといまでの寒さのやわらぎに うっとりとしている今日の午後です。 昨晩はめずらしく恋人よりも遅くに眠りにつきました。 朝方まで熱く友…
AM 7:05 冬の朝は気持ちが晴れたり曇ったりする。 それはなにもかもを放り出した窓にかかった カーテンを引くときにやってくる感情の潮のこと。 まるでわたしたちの人生のような緩やかな波。 * AM 9:34 お正月も終わり、また味気ない日々が舞い戻ってきまし…
色付きのシャーレ 太古のひかりはとけあふれてしまった 最高深度の空をわすれてしまった? 冬。きみのこめかみ。集めかけの未来。 目の前のきみが、たたずむわたしのたんじゅんな感動だった。 (きみが手指の先を伸ばしたら、 思いもかけず触れそうになった…
新年あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします